あらすじ
今までの家族ドラマは、男兄弟たちの対決構図を葛藤の根幹として繰り広げて来たものが普通だった。しかし今や娘を息子と区別して育てる家庭はない。2004年、世の中のすべての娘たちは、息子とまったく同じ機会と期待の中で育てられた強靭な娘たちだ。息子を切に望んだが、結局息子を得ることができなかった自己中心的な父親。その下で息子よりもっと力強く育てられた四人の娘たち。このドラマはその娘たちのお互いに違う個性のぶつかり合い、人生観のぶつかり合い、立場と役目の差、愛の交差によって生じる家族間の葛藤と傷、そして許しを描く家族的大叙事詩だ。
そんな意味で2004年版若草物語のリトル・ウーマンは、一人の人間として息子よりもっと強靭に育てられた娘たちの人生と愛に対する主体的で堂々とした態度、深い挫折、涙ぐましい成就、そして愛だけにただ一つの命をかける哀切な純情を描く21世紀版の姉妹たちの_"_愛と野望_"_である。