あらすじ
1985年、南営洞治安本部対空分室515号室…そこで何が起こっているのか、誰も知らない。
全国民の呼吸音まで検閲する軍部独裁が幅を利かせていた1985年9月4日、民主化運動家キム・ジョンテは家族と銭湯からの帰り、警察に連行される。
以前より警察に呼び出されることが多かったため、そんなに大ごとだとは思わなかった彼だが、正体不明の男たちの手でどこかに連れていかれた。
目隠しされたまま到着した場所は、南営洞対空分室。警察公安捜査当局が「アカ」を追い出すという名目で、公事を行っている拷問室だった。
その日からキム・ジョンテは拷問により狭く暗いセメントの床に転がりながら、嘘の陳述書を強要される。
残酷な拷問を行う捜査官らに屈せず、陳述を拒否するキム・ジョンテ。だが“葬儀屋”と呼ばれる拷問技術者イ・ドクハンが登場し、彼の人生を根こそぎひっくり返す残酷な22日が始まる…。
韓国現代史から消えた22日、消してはいけない記録が今開かれる!