あらすじ
もし突然、無人島に漂着したら…あなたはどうしますか?
突然の墜落事故で、衣食住、すべてを自給自足しなければならない無人島に降り立った遭難者9人の、極限のサバイバル記!
中国政府によって発見された1人の女性。“レジェンドエンターテイメント専用機墜落事故”の唯一の生存者だ。彼女の名はラ・ボンヒ(ペク・ジニ)。「レジェンドエンターテイメント」に所属する芸能人ソ・ジュノ(チョン・ギョンホ)の専属スタイリストだった。
すぐさま検査を受けるラ・ボンヒ。その結果、心的外傷後ストレス障害(PTSD)により、短期記憶喪失で墜落事故後の記憶を失っていたことが判明した。
墜落事故が発生したのは4か月前。特別調査委員会が設置され、搭乗者の生死を巡って韓国中が騒然としていた。4か月が経ち、ようやく騒ぎが収束しかけたところへ突如現れたラ・ボンヒに、特別調査委員会の委員長チョ・ヒギョン(ソン・オクスク)は、喜びではなく、残酷な真実を突きつける。
「あなたにとっては幸運かもしれないけど、私たちにとっては不運よ。あなたは状況を複雑にした」
国民への説明責任を果たすため、どんな方法を使ってでも記憶を蘇らせるよう告げられるラ・ボンヒ。
「誰が死に、誰が生きていたのか、正確に言いなさい」
おぼろげな記憶を頼りに過去の回想を始めたラ・ボンヒは、静かに口を開いた。
「初出勤、初の海外旅行でした。その日が、人生で一番幸せな日になるはずだったのに…」
無人島で露わになる人間の本性と隠ぺいされた真実、そして事故を巡る社会各層の葛藤と心理戦を綿密に描く。