あらすじ
3年前、チェ・ウンソル(シン・セギョン)[後のオ・チョリム]が家に帰宅すると、そこには殺害されたウンソルの父と母を運び出そうとする黒ずくめの男が立っていた。
恐怖で身動きが取れなくなったウンソル。
男に首を絞められ殺されかけると、ふと我に返り男の元から逃げ出した。
どこまでも追いかけてくる男から必死に逃げ続けるウンソルは、大通りに出たところで不運にも車に跳ねられてしまう…。
目が覚めると過去の記憶を失っただけでなく、匂いが形として見える不思議な能力を持っていた。
記憶を失ったチェ・ウンソルは当時刑事だったオ・ジェピョ(チョン・インギ)に引き取られ、オ・チョリムとして新たな人生を歩むこととなった…。
一方、チェ・ムガク(パク・ユチョン)は水族館で飼育委員として働き、妹のチェ・ウンソル(キム・ソヒョン)と2人で暮らしていた。
ある日、ウンソルから「バスに乗っていたら事故に遭った」と連絡が入る。
ウンソルはかすり傷を負った程度で済んだと報告するが、「迎えに行く」と急いで病院に向かうムガク。
病院のベットで横たわっていたウンソルを見つけ声をかけるが反応がない。
そこには何者かに首の動脈を切られ死んでいるウンソルが横たわっていたのだった。
ムガクは唯一の家族だった妹を失い、ショックで全身の感覚を失ってしまう…。
ある時、匂いが見える不思議な能力を持ったチョリムと、全身の感覚を失ったムガクは運命的な出会いをする。
芸人の卵として頑張るチョリムは慣れない運転で買い出しから帰ろうとした時、チョリムが運転する車にバイクがぶつかった。
ぶつかったバイクを運転していたのが、強盗犯を追いかけるムガクだった。
事故を起こしたことで焦るチョリムをよそに、痛みを感じないムガクは犯人を捕まえることしか頭にない。
チョリムの運転していた車に乗り込み、強引に犯人を追いかけ確保することに成功したが…。
強盗犯を捕まえたことをきっかけに、時には漫談のコンビとして、時には事件を解決するための相棒として、2人の距離は近づいていった。
2人は3年前の事件で繋がっていて、その犯人に狙われているとは気付かずに…。