あらすじ
繊細でも力強い歌声を持ったテナー歌手に与えられる最高の称号"リリコ・スピント"!
韓国人のオペラ歌手ベー・チェチョル(ユ・ジテ)は、100年に1人の逸材としてヨーロッパで注目されていた。
彼の声に惚れた日本人の沢田幸司(伊勢谷友介)は、「ぜひ日本のオペラ公演に出演してほしい」と頼み込み、チェチョルを日本に連れてくる。
韓国人のオペラ歌手を日本に招待することは大きな賭けでもあったが、新しいオペラの舞台は大成功した!
チェチョルと沢田が仕事の付き合いを超えて固い絆で結ばれ始めた頃、突然チェチョルが倒れた…。
緊急手術が行われ、チェチョルは一命を取り留めるが、声帯の片方の神経が切れてしまい二度と歌う事が出来なくなってしまった…。
歌う事が出来ないチェチョルは、仕事も失い絶望の中で韓国に帰国し、チェチョルを見守る妻イ・ユンヒ(チ・イェリョン)と沢田は彼の声帯が回復する方法はないか探し始め一人の日本人医師を発見する。
しかし、手術の成功率は限りなく低く、チェチョルが声を取り戻せる保証はなかった…。
それでも「もう一度歌いたい!」という思いにかけたチェチョルは手術を決意する…。