あらすじ
誰でも心に一つは傷を持っている…
大っ嫌いな家を出て保護施設であるグループホームで育った17歳のヨンジェ。
施設を出る年齢になったが、無責任な父親がいる家には絶対に戻りたくなく、イライラしていた。
偽善を施してくれる人にはいくらでもひざまずき、表向きは神になれそうなぐらい模範生で気立てがよい。しかし裏では盗んだものを売ったり、嘘をついて友達を裏切りながら生きていた。
肩身の狭い生活をしていたある日、ジェヨンの元に父親が訪ねてきた…。
兄弟の世話を自分に押し付けようとする父親を見て、ついに爆発してしまったジェヨンは、絶望と怒りに堪えることができなくなった…。
「無能な父親を殺して、醜い母親を罰して、こんな僕を消し去ってください…」
絶望を食べて巨人のように育っヨンジェが教えてくれる、捨てることができない家族と苦しい青春の物語。
第19回釜山国際映画祭(BIFF)で主演のチェ・ウシクが「今年の俳優賞」を受賞した話題作。