あらすじ
幼い頃に心臓疾患で死の宣告を受けたイ・ボミ(スヨン)は、心臓の移植手術に成功して新たな人生を歩んでいた。
父親のイ・ヒョクス(クォン・ヘヒョ)が院長を務めるヘギル病院で栄養士として働きながら、自分に心臓をくれたドナーの代わりに人の何倍も懸命に生きようと毎日明るく振舞っていた。
そんなある日、入院患者に食べさせる肉を買おうとスーパーの肉売り場を訪れたボミは、彼女を悪徳な流通業者だと誤解したカン・ドンハ(カム・ウソン)から「タダ(無料)の人生を生きるのか?」と罵声を浴びせられ言い争いになってしまう…。
その言い争いが原因でスーパーを辞めることになったドンハは、死んだ妻スジョン(ミン・ジア)が眠っている済州島に向かった。
妻の命日、済州島で妻を偲んでいるドンハの前にボミが現れた。
海に向かって神妙な顔をしているボミを見て、自殺志願者だと勘違いしたドンハはボミに声をかけるが、ボミは慌てた際に足を滑らせて海に落ちてしまう。
ボミを助けようと海に飛び込んだドンハは、ボミを妻スジョンと錯覚する…。
さらに、悪天候のせいで船が欠航しソウルに帰れなくなったボミは、ドンハの家に泊まることになり、唯一残っていたスジョンの服を借りるが、ドンハはその姿を見てまたスジョンと錯覚してしまう…。
自分の妻の心臓をボミが移植されたとは夢にも思わないドンハと、ドンハの妻の心臓が自分の中で生きているとは夢にも思わないボミの"運命"が動き出した。