あらすじ
元の皇帝となったタファン(チ・チャンウク)は、貢女から貴妃となったスンニャン(ハ・ジウォン)の柵封式の日、高麗のワン・ユ(チュ・ジンモ)から別れを告げられる。大礼服に見を包んだスンニャンは、タファンから手を握られ、ついに大元帝国の皇后となった。しかしその目には涙が浮かび、視線の先にはワン・ユがいた…。
13年前…
母とともに貢女として連れて行かれたスンニャンは、向かう幼い世子ワン・ユとともに元へと向かっていた。幼いながらも自分の国の者たちがあらぬ扱いを受けていることを辛いと感じたワン・ユは貢女たちを逃がすも、惨殺され、多くの貢女が命を落とした。
スンニャンは生き延びたが、再び貢女として連れて行かれることから逃れるため、男装をし、母を死に追いやった親元派の巨頭ワン・ゴ(イ・ジェヨン)に復讐すべく身分を隠し部下となる。
ある時、塩密売業者を捕らえるため、チンピラとつるみ身分をごまかしていたワン・ユが、スンニャンらに対決を申し込んだ。二人は酒を酌み交わしながら弓の対決を始めるが、酒に弱いスンニャンは負けてしまい、ワン・ユに捕らわれてしまう。
ワン・ゴはスンニャンが捕まったという知らせを聞き対策を講じようとするが、スンニャンがスパイなのではないかと疑う者もいた。
そこでワン・ゴはワン・ユを殺せとスンニャンに命じるのだった。
しかし、スンニャンの正体を知ったワン・ユは、スンニャンを手元に置き、元の皇太弟タファン(チ・チャンウク)を監視するように命じる。だが、その最中、スンニャンは元の謀略に巻き込まれてしまうのだった…。