あらすじ
スハ(イ・ジョンソク)は他人の目を見ると、その人の心の声が聞こえる超能力を持っていた。
10年前、交通事故を装った事故で父が殺害されることを悟った彼は、その時からこの特殊な能力を身につけた。
そんなスハには忘れられない初恋があった。顔をはっきりと覚えているわけではなかったが、9歳の時の強烈なイメージを残したままのチャン・ヘソン(イ・ボヨン)だった。
誰かの初恋相手になったとは思ってもいないヘソンは、ひと月に100万ウォンすら稼ぐことの出来ない三流弁護士。
母親の説得に負け、安定した収入が得られる国選弁護士の面接を受けに行く。
そこで出会ったのは、チャ・グァヌ(ユン・サンヒョン)。彼は先輩から聞いた面接の極意が書かれたレポートを持っているとか、刑事から国選弁護士になるために資格を取ったとか、一人でペラペラとしゃべっている。
ところが二人がいたのは面接会場の隣の建物だった。慌てて場所を移動し面接に臨むヘソン。
グァヌのレポートを取り上げるも、すでにほとんどの模範とされる答えは出てしまい、仕方なくヘソンは「お金のために国選弁護士になる」と志望動機を語り、面接官に対して自分の昔話をし始める。
実はスハが遭った事故をヘソンは目撃していたのだ…。