あらすじ
詐欺師の息子に生まれたジュンス(イム・ジュファン)。前科5犯の父・サンマンの出所を迎えに行ったところ、一人の女性と出会う。この女性こそが父の再婚相手になる人ソネだった。
やさしい継母には二人の子供がいた。ジンジュ(カン・ビョル)とヒョンソク(チェ・テジュン)。立派だった死んだ父に変わって、彼らの父になったのが詐欺師ということもあり、二人は反発する。
学校に通っていなかったジュンスは、2歳年下のジンジュと同じクラスに通うことになるが、ジュンスとは他人のフリ。そんなジンジュに申し訳なく思ったジュンスは、他のクラスに変えてもらうよう、校長先生に直談判をする。
ジュンスは、自分の父と不釣り合いの母に感謝の気持ちを持ちつつ、常にジンジュとヒョンソクのことを気遣いながら生きていた。
そんなある日、ソネの妊娠が発覚。妊娠中毒症に冒されながらも無事女の子を出産したが、その間子どもたちの世話をするためにサンマンは再び詐欺に手を出してしまう。
幸せの中にいた5人だったが、刑事がサンマンを逮捕しにやってくる。サンマンは逃げ出すが、それを追いかけトラックにひかれそうになったソネをかばい命を落とす。
詐欺師と結婚したがために自分たちまで不幸になったというジンジュとヒョンソク。それでもソネはジュンスを含めた子どもたちのために一生懸命働く。しかし心臓を患っているソネは入院。代わりにジュンスは市場で薬売りをしながら家計のために働くのだった。
そのことを知ったソネはジュンスの元を訪ね、バスで帰る途中「家族は何があっても手を離してはいけない」と言い残し、眠るように息を引き取ってしまった。
親がいないくなってしまった3人…。
ジュンスは、ジンジュとヒョンソクを責任持って学校に通わせようと一人必死に働き始める。ヒョンソクは勉強も熱心にやり、学校内でギョンテとライバルに。しかし、ある日ヒョンソクは、実の兄弟でもないジュンスに依存して生きていることをギョンテになじられ喧嘩になり、誤ってギョンテを殺してしまう。その現場に居合わせたジュンスはソナの「家族は何があっても手を離してはいけない」という言葉を思い出し、自分が罪をかぶることにする。
殺人犯となったジュンスは、10年間刑務所で服役することになるのだが…。