あらすじ
イヒョン(ソン・ユリ)は一度見たものは写真のように記憶しておくことができる特殊な能力を持っている。しかし父とは生き別れ、母に死なれた彼女は、大学入学金の工面に苦労していた。
そんな時、昔母から金を騙し取った男のことを知り、取り戻そうとその男の元へ向かう。
母親がなくなったイヒョンにあの手この手で説明する男。しかしイヒョンはその男から1000万ウォン騙し取ったという事実を吐かせることに成功する。
とそこへ、同じ男に騙されたギョンドゥ(ユ・ジュンサン)が現れる。
二人で封筒の中の金を分けてくれといいながら逃げる男。イヒョンはギョンドゥを言いくるめて封筒の中身をすべて自分の物にするが、それはただの紙切れだった。
がっかりするイヒョン。しかしそんな彼女に騙されたギョンドゥは、イヒョンの居場所を探し当てる。
一方イヒョンは幼い頃別れた父の元を訪ね、1学期分の学費を助けてもらうことにする。母が残した古書店の借り手が付いた知らせも届き、一安心したイヒョンは、母の写真を抱えたまま眠り込んでしまった。
しかしふと目を覚ますと、地下道で寝ていることに気づく。慌てたイヒョンはトイレに駆け込み、鏡に映った自分の姿の驚愕した。自分が眠りについたときは1997年だったのに、自分が今いるのは2007年。10年間の記憶が飛んでいるイヒョン。しかも子供までいる身になっている…。さらに驚いたのは、彼女を待っていた男はあのギョンドゥだったのだ…。