あらすじ
『名前とはなにか..バラが他の名で呼ばれたとしても甘い香りには変化がないことを...』(ロミオとジュリエット中)
『変わらない愛と人間に対するドラマ』他の名前、他の人になってもその人の本質的なことは変わらない。
愛も同じだ。
たとえ、世の中がいくら早く変化しても絶対に変わることがない愛があって、そんな愛をする人々がいる。
主人公のユジン、ジュンサン、サンヒョクがまさにそうだ。
冬恋歌は三人の人間の運命的な愛を語りながら同時にこの時代を生きている人々に忘れた時代と友を懐かしんでほしいという作家の企画意図どおり生にくたびれた人々の胸の片隅に埋もれている微かな初恋の記憶を思い出しこの不毛な心にわずかでも安らかさを取り戻させてくれる。
初恋という運命で縛られた三人の男女の物語を描く冬恋歌は運命で縛られながら会ってはまた別れる。
その中で忘れていた「家族」という綱で運命を縛りつけてしまう。
ジュンサン、ユジン、サンヒョクそしてジュンサンに似たミニョン、これらを取り巻く関係の鎖はミステリー的な構造によって少しずつ明かされていく。