あらすじ
テベク(チン・グ)は生まれながらに絵の才能を持った天才。
しかし地方の三流大学に進んだものの中退してしまう。そのせいか広告代理店に就職しようと願書を出しても、この学歴社会のおかげで書類選考ですべて落ち、今は様々なアルバイトをしながら暮らしている。
ある日テベクが広告会社「金山(クムサン)アド」の下請けである看板屋で仕事をしていると、クビがかかった金山アドの見習いコピーライター ジユン(パク・ハソン)がやってきて、上司アリ(ハン・チェヨン)の指示通りの看板に掛け替えた。
しかし、広告主である自動車会社の社長のお気に召さず、プレゼンをしても見向きもされない。そこでエディー・カン(チョ・ヒョンジェ)が機転を利かせて指示を出すのだった。
このエディー・カン、金山アドの社長の息子で、アメリカに留学。ニューヨークで世界的な広告会社に入社した卓越した戦略家で、そのカリスマを発揮しながら、アメリカで経歴を積んできたエリート。
そして韓国に戻ってきて、金山アドの総括本部長に就任したのだった。
突如現れた本部長からやり方を非難されたアリ。アメリカの広告スクールで学んだ才女であるアリはプライドを傷つけられる。そんなアリは、過去を捨てて韓国にもどり、金山アドでAE(広告主別責任者)として働いていた。
一方テベクの会社は手形の決済に手こずり、財務状況が悪化。会社は存続の危機に。そのためにテベクは金山アドに出向き、直談判するため、ジユンに頼みアリに会わせてもらう。
アリと会ったテベクは、アリが昔の恋人だと気づくが、名前を変え過去を捨てて生きているアリに冷たくあしらわれてしまう。
どうしても手形決済をしてもらいたいテベクは、再び金山アドを訪れ、そこにアリ、ジユン、エディーが勢揃いすることに。
そこでエディーが手形決済と引き換えに、広告案を出せと要求する。テベクは頭を捻り、広告案を思いつくが、コピーに苦戦し、ジユンに助けを求める。なんとか二人で広告案を完成させたテベクは、アリに提出する。
しかしアリはこの広告案を自分のものとしてエディーに提出。最終的にこの案が採用されたのだが…。