あらすじ
檀君以来高麗初期まで独創的な文化圏を形成した韓国民族は、元の国の侵略以後中国の影響を受け始めた。支配階層の学問と理念が病理学を中心に成り立ちながら、韓国民族は中華思想に陥没し医学もその影響下にあった。
“太陽人李済馬”は、李済馬の波乱万丈な一生と四象医学に焦点を合わせる。19世紀中頃、妾の子として生まれた彼は、食道狭搾症を病みながら医術に関心を持つようになる。13歳で家を出て満洲などを流れ、40歳になって無冠官職を得る。
1896年のチェ・ムナンの乱を押えた功労で郡守に任命されるが、すぐ官職をやめて漢医院を開いて医術を行う。李済馬は四象医学という独特の学説を出したが、当時の漢方医学界では異端とみなされた。
このドラマは、韓国人の体質を分析して臨床的経験を土台に多くの歳月をかけて努力と忍耐の末に李済馬が完成させた「四象医学」の優秀性を現わすと同時に、健康に対する現代人の大きな関心を土台に、体質による健康常識を有益で面白く解き明かしてくれる。
百年前の李済馬ではなく現代、いや私たちの食卓に一緒に座って聞かせる健康物語。今日に暮している私たちの生を元気にさせるドラマである。