あらすじ
イギョン(ソウ)とソヨン(キム・ユンソ)は、泣くときは一緒に泣き、辛いときは一緒に辛い思いをして、双子として育ってきた。
顔こそ似ていなかったものの、双子であるということは誰もが疑わなかった。
しかしある日、イギョンにとって世界で一番愛すべき母の態度が激変した。
実は二人は双子ではなかったのだ。さらにはソヨンの父だったパク刑事を殺した殺人犯シン・キテがイギョンの父だというのだ。
その事実を知ったイギョンは冷たく当たるようになった母の気持ちを理解した。
そしてイギョンと血が繋がっていないこと、自分の父を殺した殺人犯の娘であることが分かってからというもの、自分から愛する人そしてすべてのものを奪おうとする妹ソヨンのひどい仕打ちにも耐えた。
そんなイギョンの心の支えはハジュン(パク・ジヌ)だった。
ハジュンは有名下着メーカーを経営するキム家の息子で、会社の後継者だった。
ハジュンは金持ちの息子らしく、即興的で臆病者。そんな息子を後継者にするために厳しく育てたかった母は、イギョンを家庭教師として招き入れる。
しかしハジュンはイギョンと恋に落ちた。たとえ彼女が世間を騒がせた刑事殺害犯の娘だと知っても、彼女を守ろうとした。だが、イギョンは彼の前から姿を消す。
一方ハジュンの腹違いの兄ソンジェは父と結ばれず苦労して育ててくれた母に「父のいない子供」という言葉を聞かせないように常に努力した。
しかしその努力もむなしく、母は早くに亡くなり、天涯孤独になってしまったソンジェは、すべての感情を抑え、無口になった。
そして母の願い通り、才色兼備なエリート弁護士になった。
父を捜したが、その父もこの世を去り、その妻の座には別の女が、そしてハジュンがいた。自分がいるはずだった場所にいるハジュンにすべてを奪われたと感じたソンジェは、復讐を決意するのだった。