あらすじ
[情]は、一つの家に集まって暮す家族たちの複雑な日常を通じて、家族間の情の意味を振り返ってみるドラマだ。特に夢と現実に正面からぶつかる結婚3年目の夫婦の生き方を通じて、醜い情、美しい情が絡み合って生きて行く姿をリアルに描く。またその中に滲んでいる熱い感動と誰もが胸の中に秘めている情に対する余韻が描かれて行く。
[情]は、家族のそれぞれの喜怒哀楽が毛細血管のように繊細な日常として描かれるドラマだ。夫婦の葛藤と婚家・実家間の衝突、家族それぞれの愛と欲望が家族という枠の中でぶつかりながら解決される。ドラマの中心に家族があれば、その家族の中心には妻がいる。嫁という名で、兄嫁・新しいお姉さんという名で、他人から始まって結局すべての家族たちの中心になる一人の女性の奮闘が描かれる。七割の笑いと三割の涙を含んだ日常を生きて行く平凡な人々の姿が、視聴者との共感を成しながら波のようにうねるドラマだ。