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“投票数操作問題”が大きくなりつつある、韓国オーディション番組『PRODUCE X 101』。
7月に終了した同番組は、3ヶ月近く操作疑惑から抜け出せずにいる。始まりは、最終回の生放送での投票数操作疑惑からだった。
疑惑は確信に
視聴者らは、有力なデビュー候補だった練習生らが脱落すると、疑心を抱き始めた。特に、1位から20位まで、練習生らの得票数が全て“7494.442”という特定の倍数となっていたことから、疑惑は確信に。
最終的に警察が捜査に着手し、企画社であるCS ENMの社内など家宅捜索を開始した。それだけではなく、他の関係事務所も家宅捜査に。「警察が順位操作疑惑と関連し、CJ ENMを調査し、その過程で協力社も一括して調査していると聞いた。警察の共助要請には誠実に臨むつもり」と明かした。こうして捜査は全方位に。
今回はMBC『PD手帳』が『PRODUCE X 101』、及びCJ ENMオーディション番組の操作疑惑を取り上げた。
15日に放送された「CJと偽オーディション」編で投票操作及びデビュー組の順位等についての疑惑を暴いた。練習生からは「（前もって知らされるはずのない）課題曲をあらかじめ、知っている練習生がいた」、「内定者が決まっていた」、「落ちるのは分かっていた」、「ご飯もしっかりもらえなかった」など、暴露が続いた。
関心はX1に
『PD手帳』の放送後、騒動はさらに大きくなっている。これにより、捜査にも弾みが出るのか注目されている状況で、自然とデビューしたX1に関心が向いている。
当初から“投票数操作疑惑”が提起されている状況でデビューを強行し批判を受けてきた。
8月27日にソウルにてデビューショーケースを行ったX1だが、デビューから2ヶ月が過ぎても“操作”という言葉がついて回っている。メンバーにとってもファンにとってもただ辛いことだろう。大人たちの誤った選択が、夢に向かって走っていたメンバーたちと他の練習生らの努力まで水の泡にしてしまっている。X1への影響も避けられないだろう。
X1側は予定されていたスケジュールは行っていく予定でいるというが、過去に『PRODUCE』シリーズでデビューしたI.O.I（アイオーアイ）、Wanna One（ワナワン）に比べては勢いが弱い。操作疑惑の余波と見られるが、これについてある番組関係者は「CJ出身だと地上派で気にすることはない。だが、まだ操作疑惑が捜査中である状況でリスクを甘受し、X1を使うことは大きな負担」とし「これからもこうした雰囲気は続くと思う」と語った。実際にX1のテレビ活動は、CJ ENM系列やJTBC程度だ。また、「KCON」、「江南フェスティバル」、など主に公演で活動を続けている。様々な点で残念さがぬぐえないX1。
解決には時間が必要
一方で『PRODUCE』シリーズは、大きく“投票数操作”と“番組自体の順位操作”等に分けられる。変わらず捜査は行われており、それだけまだ暴かなくてはいけない問題も多い。
ある業界関係者は「警察の捜査はとても積極的に行われている。有力だったデビューメンバー候補から脱落した練習生たちを調査したり、証言を確保している。これだけで終わるとは思わない。だが、すでにX1がデビューした状況でメンバーが変わることがあるのか、そこはデリケートな問題」と語っている。
また、他の関係者は「捜査を行うにつれ、状況が明るみになっているのは間違いない。だが、放送番組で出た内容については証言にすぎないため、もう少し客観的な視点で見る必要がある」と重ねている。
（c）スポーツソウル