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なつこ韓国へ嫁ぎます

祭祀(チェサ)

2015/12/04
祭祀(チェサ)
みなさん、こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます!
頂いた応援メッセージを拝見させていただく度に嬉しい気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございます!

さて、今日は先日行った祖父のチェサ(祭祀)についてです。

チェサとは、ご先祖様の命日、すなわち法事です。我が家では年5回の祭祀(チェサ)があります。

チュソク(秋夕)準備①」と同様、私の役割はジョンを焼くこと!
お義母さんは「お供え物を準備する上で一番大切なのは"気持ち"だよ」とおっしゃいます。なので市販で購入することもできますが、我が家は手作りです。

昔からずっとジョンを焼いてきた義妹はジョンを焼くことを嫌がります。が、そうであっても義妹が焼いたジョンは市販のものかと思うほどの仕上がり!
プロの焼き方をしっかりと見て学び、私もジョン作りに全力を注ぎました!

ここで私の肩に力が入っていることに気づいたお義母さんが「お供え物準備はみんなで楽しく作らないと~!」と、楽しげに話しかけてくださいました。

お義母さんが一番大変な思いをしてきたはずなのに…やはり母は偉大です!

準備終わり、チェサが始まる直前に義父がお供え物に干し柿がないことに気付き、大騒ぎ!

「冷蔵庫の中になかったらから今回はなしでいいかしら?」とお義母さんがおっしゃると、お義父さんは「祖父の大好物だからきっとないと怒る」と、二人で必死に冷蔵庫の中の物を出して探します。

なんだかその姿が…慌ててるところで失礼ですが素敵だなと感じました。
みんな諦めかけていたそのとき、冷蔵庫の奥底から干し柿を発見!無事にお供えできました!

チュソク(秋夕)当日①」でチュソクのときにもたくさんのお供え物を準備した写真を載せましたが、旬な果物が変わったくらいでチェサもほとんど同じです。

違うところといえば、祖父母の遺影が置かれることと、父方の親戚も参加すること。それとチュソクは早朝に行いましたが、チェサは夜中の12時頃に行います。時間の違いが最大の違いです。

チェサは基本的には男性のみで執り行われますが、参加が初めてということで急遽私もチェサへ参加することに!

どのタイミングでお辞儀をするのか、どのようにお辞儀をするのか、何度するのか、知らないことが多すぎて恥ずかしいほど慌ててしまいました…勉強不足でした。

後ほど旦那さんから「お辞儀をするときは、亡くなった祖父母への感謝と家族の健康と幸せを見守って下さいと心の中で伝えるんだよ」と教えてもらいました。

このようなご先祖様への感謝を忘れない気持ちが、家族や親戚との絶えない絆となっていっているような気がします。

まだまだ未熟な嫁ですが、焦らずゆっくりひとつひとつ韓国の文化を知っていきたいと思います!